【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
そう聞かれてちょっと嫌な予感がしたけれど、コクリと頷く。


そしたら大島くんは、途端にニヤッと嬉しそうな顔になって。


「珍しい~。今日はあのうっとうしい双子はいないんだね」


「え、いや、今日はたまたま……」


「ちょうどよかった。実は俺、昨日親から大量にお菓子が送られてきてさ。知ってるだろ? うちの親、お菓子メーカーの社長なの。いっぱいありすぎて食いきれねぇから、一緒に食べない?」


「えっ!」


お菓子……かぁ。お菓子はもちろん、大好きだけど。


この前のこともあったし、大島くんの誘いに乗るのはやっぱりやめておきたい。


部屋に行くなんて、今度こそ何をされるかわからない気もするし。


「ちなみに俺の部屋のテレビ、映画観放題だし。一緒に映画観ながらお茶すんのとかどう?」


「い、いや……遠慮しときます!」



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