【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
彼はそう言うと、急いで体育倉庫のカギを取りに行ってくれたようだった。


私は胸がドキドキして、信じられない気持ちでいっぱいで。


どうしよう。まさか、楓くんが助けに来てくれるなんて。


私、あんなこと言ったのに。


楓くん、私のことを避けてたはずなのに。


それに、楓くんは今日、由良ちゃんとデートしてたんじゃなかったっけ?


どうして私がここにいるってわかったのかな?


あらためて考えると、疑問でいっぱいになる。


そしたらそこで、ガタンと体育倉庫のドアが開いて。


「乙葉っ!」



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