【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
放課後、私が席で帰りの支度をしていたら、隣の席の眞白くんが、拗ねたようにボソッと呟いた。
「あーあ。乙葉が楓のものになっちゃったかと思うと、やっぱ悔しいなぁ」
眞白くんとは先日の席替えで隣の席になったばかりで。
いつも明るく話しかけてくれるし、今でももちろん仲はいいけれど、私と楓くんが付き合ってから、ちょっとだけ寂しそうなんだ。
「ボディガードの役目もなくなって、ヒマになっちゃったし。僕だけ仲間外れみたいで寂しいんだけど」
「えっ!」
そんなふうに言われたら、なんだか心苦しい。
「そんな、仲間外れだなんて。ボディガードじゃなくなっても、眞白くんは私にとって大切な存在だよ」
私が慌ててそう告げると、眞白くんはこちらを向いて、私の顔を上目遣いで覗き込んでくる。
「乙葉……」
「あーあ。乙葉が楓のものになっちゃったかと思うと、やっぱ悔しいなぁ」
眞白くんとは先日の席替えで隣の席になったばかりで。
いつも明るく話しかけてくれるし、今でももちろん仲はいいけれど、私と楓くんが付き合ってから、ちょっとだけ寂しそうなんだ。
「ボディガードの役目もなくなって、ヒマになっちゃったし。僕だけ仲間外れみたいで寂しいんだけど」
「えっ!」
そんなふうに言われたら、なんだか心苦しい。
「そんな、仲間外れだなんて。ボディガードじゃなくなっても、眞白くんは私にとって大切な存在だよ」
私が慌ててそう告げると、眞白くんはこちらを向いて、私の顔を上目遣いで覗き込んでくる。
「乙葉……」