【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
わぁ、どうしよう。まさか、お茶まで分けてもらえるなんて。


「ありがとうっ」


私が感激しながら楓くんを見上げると、ふぅっとまた呆れたように息を吐きだす彼。


「ったく、ほんと手のかかる奴」


だけど、その表情は思いのほか怒っている様子でもなくて。それを見たらなんだかとてもあったかい気持ちになった。


あぁもう、何から何までお世話になって、本当に感謝しかないよ。


楓くんって、本当はすごく面倒見が良くて、優しい人なのかも……。


なんだかイメージが変わっちゃうなぁ。


< 34 / 350 >

この作品をシェア

pagetop