【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
そのまま二人で手を繋ぎながら廊下に出たら、ふと楓くんが思い出したように言った。


「そういえば今日、数学の宿題たくさん出てたよな」


「た、たしかに。プリント三枚裏表全部解いてこいって」


私が答えると、楓くんは少し考えたように黙ったあと。


「よかったら、一緒にやらね?」


思わぬ提案に、胸が弾んでしまう。


それって、このあとも二人で一緒に過ごせるってことだよね?


「うんっ」


喜んで頷いたら、楓くんもまた嬉しそうに微笑んでくれた。


「あ、どこでする? 図書室とか?」



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