【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
「ありがとう。ごめんね、私がボーっとしてたせいで」


私が謝ったら、彼は片手をポンと私の頭に乗せ、優しく撫でてくれた。


「いいんだよ。当然のことしただけだし」


「で、でも……っ」


「だって僕、言ったでしょ? 必ず守るって。乙葉には傷一つつけさせないよ。絶対」


その言葉に思わずドキッとしてしまう。


眞白くんったら、こんなふうに体を張ってまで守ってくれるなんて、頼もしすぎるよ。


すると、その様子を見ていた女の子たちが口々に騒ぎ出す。


「いいなぁ、四ノ宮さん」


「羨ましい。私にもボール当たればよかったのに」


「はぁ……。私も九条兄弟に守ってもらいたーい」



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