【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
さらには隣にいた夏帆ちゃんもなぜかニヤニヤした顔でこちらを見ていて。


一気にまた大勢の人たちから注目される羽目になってしまったので、なんだかちょっと恥ずかしかった。


どうしよう。なんか大騒ぎになっちゃった。


でも、もとはと言えば、私がボーっとしてるからいけないんだよね。


もっと周りをよく見て行動しなくちゃ。


「はぁー。それにしても退屈だよね~。女子もサッカーとかやればいいのに」


夏帆ちゃんがそう言って地面の上にしゃがみこむ。


今日の体育、男子はサッカーだけど、女子はハードルのみで、自分の番以外は見学であまりやることがないし、確かにすごく暇なんだ。


運動があまり得意じゃない私は逆に楽で良かったけど、運動が好きな夏帆ちゃんはちょっと物足りないみたい。



< 40 / 350 >

この作品をシェア

pagetop