【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
その声はおそらく、みんなから“鬼”と言われて恐れられている、教務主任の鬼塚先生の声。
思わずビクッとして眞白くんと目を合わせたら、彼は「やべっ」と口にして椅子から立ち上がると、とっさに私の手を引き窓際のほうへと連れていった。
そして、そこにあった長いカーテンの中に身を隠し、私を引き込むと、ギュッと自分の腕の中に抱き寄せて。
思わずドキンと飛び跳ねる心臓。
ど、どうしようっ! なんかこれ、抱きしめられてるみたいだよ……!
「ん? おかしいな。誰もいないのか」
すると、その時音楽室の入り口のほうから鬼塚先生の声が聞こえてきて。
眞白くんはそこで私を見下ろしながら人差し指を口に当てると、「シーッ」と小声でささやいた。
ドキドキしながらその場でじっと先生がいなくなるのを待つ。
どうか、見つかりませんように……。
そしたら先生はそれ以上中へと入ってくる様子はなく、そのまま去っていったようだったので、思わずホッとして胸をなでおろした。
思わずビクッとして眞白くんと目を合わせたら、彼は「やべっ」と口にして椅子から立ち上がると、とっさに私の手を引き窓際のほうへと連れていった。
そして、そこにあった長いカーテンの中に身を隠し、私を引き込むと、ギュッと自分の腕の中に抱き寄せて。
思わずドキンと飛び跳ねる心臓。
ど、どうしようっ! なんかこれ、抱きしめられてるみたいだよ……!
「ん? おかしいな。誰もいないのか」
すると、その時音楽室の入り口のほうから鬼塚先生の声が聞こえてきて。
眞白くんはそこで私を見下ろしながら人差し指を口に当てると、「シーッ」と小声でささやいた。
ドキドキしながらその場でじっと先生がいなくなるのを待つ。
どうか、見つかりませんように……。
そしたら先生はそれ以上中へと入ってくる様子はなく、そのまま去っていったようだったので、思わずホッとして胸をなでおろした。