【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
女の子たちに向かって、念を押すようにそう言った眞白くん。


「は、はいっ! ごめんなさいっ」


彼女たちは気まずそうな顔で頷いてぺこりと頭を下げると、その場から逃げるように去っていった。


それを見て、とりあえずホッとする私。


あぁ、もし今眞白くんが助けに来てくれなかったら私、どうなってたんだろう。


眞白くん、てっきりもう帰ったかと思ってたのに、よく気が付いてくれたなぁ。


「あのっ、眞白くん、ほんとにありがとう」


私がすぐさまお礼を言うと、またいつもの優しい顔に戻った眞白くん。


「女の子たちに呼ばれたなんて言うからやっぱり何か変だと思ったら、来てよかった」


「えっ、そうだったの?」


じゃあ、私のメッセージを読んで、心配して来てくれたってこと?



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