【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
思いがけない彼の言葉に、思わず顔がかぁっと熱くなった。


どうしよう。まさか楓くんが、そんなふうに言ってくれるなんて。


ドクドクと鼓動が早まって、落ち着かなくなる。


「う、うん。ありがとう……っ」


照れながらお礼を告げたのと同時に、そっと彼から身を離す私。


だって、なんだかとても恥ずかしくって。


「あ、でもっ、してもらってばかりじゃ悪いから、私にも何かできることがあったら言ってね」

赤くなった顔を隠すように目を背けながらそう言ったら、楓くんは再び私のほうをじっと見た。


「それ、なんでもいいの?」


「うん」


「ふーん。じゃあ……これから毎日俺が昼寝するとき、膝枕してもらおっかな」


「えぇっ!」



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