その海は、どこまでも碧かった。

「海(うみ)、ここで寝るなよ
ちゃんと自分の部屋行けよ!」



「んー…んー…んー…碧(あお)くん…」



またオレのベッドで寝てる

幼なじみの海



いつものことだけど

かわいい



自分の部屋行けよ!とか言って

ホントはずっとここにいてほしいな…とか

思ってるオレ



「海、オヤスミ…」



海の伸びた髪を撫でた



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