貴方なんて許せる訳がない
「きょうお店は休みで、姪は国家試験に向けて店で練習してるそうだ」
「はい」
「で、ここからだ。今朝、日高がオーナーを迎えに来て二人で出掛けたらしい」
「…………」
「瑠美ちゃん。大丈夫か?」
「はい。大丈夫です」
「その行き先なんだけど、近くの温泉らしい。店にその温泉宿のパンフレットがあってきょう予約してあるそうだ」
「そうですか……」
「これから踏み込む覚悟はあるか?」
「あの、今夜、瑛のご両親が旅行の序に寄ってくださるって電話があって。それで携帯が繋がらなくて冨川さんに電話したんです」
「そうか。ならご両親にも行って貰おう」
「はい。連絡します」
「柚奈ちゃんは?」
「実家の両親に預けて来ます」
「分かった。じゃあ僕が車で迎えに行くよ」
「良いんですか?」
「これ以上、瑠美ちゃんに辛い思いをさせたくない」
「ありがとうございます……」
「きょうは定時で帰るから、六時半には着けると思う」
「分かりました」
私は瑛のお義母さんに電話を掛けて、今、瑛が浮気をしている事を話した。
お義母さんは
「瑠美ちゃん。今から直ぐに行くから。私達は瑠美ちゃんの味方だからね」
と言ってくださって涙が出た。
母にも電話をして訳を話したら
「今、柚奈ちゃんが寝てるのなら私がそっちに行くから」
と言ってくれた。
「はい」
「で、ここからだ。今朝、日高がオーナーを迎えに来て二人で出掛けたらしい」
「…………」
「瑠美ちゃん。大丈夫か?」
「はい。大丈夫です」
「その行き先なんだけど、近くの温泉らしい。店にその温泉宿のパンフレットがあってきょう予約してあるそうだ」
「そうですか……」
「これから踏み込む覚悟はあるか?」
「あの、今夜、瑛のご両親が旅行の序に寄ってくださるって電話があって。それで携帯が繋がらなくて冨川さんに電話したんです」
「そうか。ならご両親にも行って貰おう」
「はい。連絡します」
「柚奈ちゃんは?」
「実家の両親に預けて来ます」
「分かった。じゃあ僕が車で迎えに行くよ」
「良いんですか?」
「これ以上、瑠美ちゃんに辛い思いをさせたくない」
「ありがとうございます……」
「きょうは定時で帰るから、六時半には着けると思う」
「分かりました」
私は瑛のお義母さんに電話を掛けて、今、瑛が浮気をしている事を話した。
お義母さんは
「瑠美ちゃん。今から直ぐに行くから。私達は瑠美ちゃんの味方だからね」
と言ってくださって涙が出た。
母にも電話をして訳を話したら
「今、柚奈ちゃんが寝てるのなら私がそっちに行くから」
と言ってくれた。