ツイてない!!〜But,I'm lucky to have you〜
「二葉先生」
そこへやってきたのは、なんと事務部長の一条花音さんと、秘書の一条琴羽さんだった。
「事務部長?どうしてここに?」
よかった。
長野先生から離れる口実ができてほっとしながら、事務部長に尋ねた。
「ちょうど帰るところだったんです。冬輝先生から、二葉先生が火事で怪我をして運ばれてきたと連絡を受けて、様子を見に来ました」
私は廊下の掛け時計にパッと目をやる。間もなく日付が変わる。事務部長、こんな時間まで働いていたなんて。
「こんなに遅くにすみません、お疲れのところ余計なご心配をおかけしました」
「いえ。ご無事で良かったです。琴羽、冬輝先生はなんて?」
「しばらく休みを取ったほうがいいと。火事の後始末もありますし、消防や警察に呼ばれるかも知れません」
琴羽さんが手元のタブレットを見ながら言った。水上先生が知らせてくれたみたい。本当に色々気を回してくれて、水上先生には感謝。
そこへやってきたのは、なんと事務部長の一条花音さんと、秘書の一条琴羽さんだった。
「事務部長?どうしてここに?」
よかった。
長野先生から離れる口実ができてほっとしながら、事務部長に尋ねた。
「ちょうど帰るところだったんです。冬輝先生から、二葉先生が火事で怪我をして運ばれてきたと連絡を受けて、様子を見に来ました」
私は廊下の掛け時計にパッと目をやる。間もなく日付が変わる。事務部長、こんな時間まで働いていたなんて。
「こんなに遅くにすみません、お疲れのところ余計なご心配をおかけしました」
「いえ。ご無事で良かったです。琴羽、冬輝先生はなんて?」
「しばらく休みを取ったほうがいいと。火事の後始末もありますし、消防や警察に呼ばれるかも知れません」
琴羽さんが手元のタブレットを見ながら言った。水上先生が知らせてくれたみたい。本当に色々気を回してくれて、水上先生には感謝。