ツイてない!!〜But,I'm lucky to have you〜
昨日も今日も、マンションとここの往復は事務部長の車に便乗させてもらった。
だから、マンションの正確な場所がわからないのだ。しかたない、琴羽さんに連絡してマンションの住所を聞いてみよう。
私はスマホを手に取った。琴羽さんの連絡先に、マンションの住所を教えてほしい旨のメッセージを送ろう。
「なぁ、二葉」
「なんですか?」
私はスマホの画面を見つめながら、苦手な文章の打ち込みをしていた。
「俺じゃ、ダメか?」
「何がですか?」
あぁ、もう、小文字が。”住所”って出したいのに。小さい”ゆ”の字が。小さくならないから、”自由”って出てきちゃう。あぁ、スマホってイライラする。
「だから、お前の相手」
「相手?なんの相手ですか?」
「…もう少し、俺に興味を持ってよ。男として」
長野先生が言わんとすることがやっとわかって、びっくりして私は思わず誤字のまま送信してしまった。
だから、マンションの正確な場所がわからないのだ。しかたない、琴羽さんに連絡してマンションの住所を聞いてみよう。
私はスマホを手に取った。琴羽さんの連絡先に、マンションの住所を教えてほしい旨のメッセージを送ろう。
「なぁ、二葉」
「なんですか?」
私はスマホの画面を見つめながら、苦手な文章の打ち込みをしていた。
「俺じゃ、ダメか?」
「何がですか?」
あぁ、もう、小文字が。”住所”って出したいのに。小さい”ゆ”の字が。小さくならないから、”自由”って出てきちゃう。あぁ、スマホってイライラする。
「だから、お前の相手」
「相手?なんの相手ですか?」
「…もう少し、俺に興味を持ってよ。男として」
長野先生が言わんとすることがやっとわかって、びっくりして私は思わず誤字のまま送信してしまった。