ツイてない!!〜But,I'm lucky to have you〜
驚く事実の連続に、頭がパンクしそうだ。
「孝弘、私、明日は病院内でデスクワークをするわ。補佐をお願い。
外の仕事は明後日以降にするから、それまでに大河の予定を調整しておいて」
「わかった」
「二葉先生、色々お騒がせしてごめんなさい。近々連続したお休みを取れるようにするから、もう少し頑張ってもらえるかしら」
「あ、はい、それは大丈夫ですが…あの…水上先生と琴羽さんって」
事情を話してくれるだろうか?はぐらかされることも覚悟しつつ、花音さんに尋ねてみた。
「あぁ、そうね。
あの二人、生まれた時からお隣に住んでいるの。二葉先生は、冬輝先生のお子さんの陽翔と晃翔を知ってますよね?あの子達を産んだのは琴羽よ」
琴羽さんが、陽翔くんと晃翔くんのママ⁈
とても、子持ちになんて見えない、バリバリのキャリアウーマンの琴羽さん。その琴羽さんが、ずっと気になっていた水上兄弟のママなの?
信じられない。
「え、え、じゃあ水上先生と琴羽さん結婚してたんですか!?」
「いえ、結婚はしてないの。琴羽がずっと難色を示していて。琴羽は、お母さんを亡くしてから人生のすべてを”一条”に尽くすようにして生きてる。一条琴羽でなくなることは、自分じゃなくなるって思ってる。
かといって、冬輝先生を一条の婿として、周囲に色眼鏡で見られることも絶対に嫌なわけ。だから、籍を入れることができずにいるの」
「孝弘、私、明日は病院内でデスクワークをするわ。補佐をお願い。
外の仕事は明後日以降にするから、それまでに大河の予定を調整しておいて」
「わかった」
「二葉先生、色々お騒がせしてごめんなさい。近々連続したお休みを取れるようにするから、もう少し頑張ってもらえるかしら」
「あ、はい、それは大丈夫ですが…あの…水上先生と琴羽さんって」
事情を話してくれるだろうか?はぐらかされることも覚悟しつつ、花音さんに尋ねてみた。
「あぁ、そうね。
あの二人、生まれた時からお隣に住んでいるの。二葉先生は、冬輝先生のお子さんの陽翔と晃翔を知ってますよね?あの子達を産んだのは琴羽よ」
琴羽さんが、陽翔くんと晃翔くんのママ⁈
とても、子持ちになんて見えない、バリバリのキャリアウーマンの琴羽さん。その琴羽さんが、ずっと気になっていた水上兄弟のママなの?
信じられない。
「え、え、じゃあ水上先生と琴羽さん結婚してたんですか!?」
「いえ、結婚はしてないの。琴羽がずっと難色を示していて。琴羽は、お母さんを亡くしてから人生のすべてを”一条”に尽くすようにして生きてる。一条琴羽でなくなることは、自分じゃなくなるって思ってる。
かといって、冬輝先生を一条の婿として、周囲に色眼鏡で見られることも絶対に嫌なわけ。だから、籍を入れることができずにいるの」