ツイてない！！〜But,I'm lucky to have you〜

「駆け引きなんていらない。
僕はマナが大好きだ。それは疑う余地はない。マナにとって、そばにいて当たり前の存在になりたい。
だから結婚したい。
僕は、水上とは違う。誰にでも僕の奥さんだ、と自慢したいし、マナにも僕が旦那さんだと自慢してもらいたい。そんな男になりたい」


「孝弘さん…」


「もちろん、今すぐとは言わないよ。マナの時間のすべては医療に捧げていて。
疲れたら、僕に寄りかかってほしい。楽しい時は一緒に笑おう」


理想的すぎる。孝弘さんの考え方も、私の思いを尊重してくれることも。

新しい夢を持つことは、私の目標になり、きっとこれからの原動力になる。


「…部屋に帰ったら、孝弘さんがいてくれたらうれしいな。まこと先生だって、結婚して旦那様も琴羽さんっていう娘さんもいた。私にも、出来るかもしれない。
ありがとう、孝弘さん。
結婚するなら、絶対あなたがいい」

「じゃ、一緒に叶えよう。
キミの未来は『まこと記念病院』小児科エース丹下真菜先生」
「旦那様は、国際弁護士の丹下孝弘先生ね」