ツイてない!!〜But,I'm lucky to have you〜
Here we go. さあ始めよう。
二人の朝
三年後。
清々しい春の朝。マンションの窓から差し込む日差しはポカポカしていて、なんとも心地良い。時計を見れば朝の6時。もう、起きなくちゃ。
私はベッドの中で隣を見る。
そこにいてほしい人の姿はない。そっと手を伸ばしてみるが、シーツはひどく冷たく、乱れてもいない。
私はそっと起き上がってリビングに向かう。
カチャカチャとパソコンのキーを押す音がしている。
また朝まで仕事してたんだ。体壊すからダメって言ってるのに。ニューヨークとのやり取りをするときは13時間の時差が生じる。昼と夜が逆になってしまう。
「おはよう、マナ」
「おはよ。また徹夜したの?ダメだよ」
「向こうも夕方だから、もう少ししたら終わり。そしたら仮眠するよ」
真剣な眼差しでパソコンに向かう姿はすごくかっこいい。家の中で仕事しているのに、スーツ姿だし。本当に真面目な人。
清々しい春の朝。マンションの窓から差し込む日差しはポカポカしていて、なんとも心地良い。時計を見れば朝の6時。もう、起きなくちゃ。
私はベッドの中で隣を見る。
そこにいてほしい人の姿はない。そっと手を伸ばしてみるが、シーツはひどく冷たく、乱れてもいない。
私はそっと起き上がってリビングに向かう。
カチャカチャとパソコンのキーを押す音がしている。
また朝まで仕事してたんだ。体壊すからダメって言ってるのに。ニューヨークとのやり取りをするときは13時間の時差が生じる。昼と夜が逆になってしまう。
「おはよう、マナ」
「おはよ。また徹夜したの?ダメだよ」
「向こうも夕方だから、もう少ししたら終わり。そしたら仮眠するよ」
真剣な眼差しでパソコンに向かう姿はすごくかっこいい。家の中で仕事しているのに、スーツ姿だし。本当に真面目な人。