ツイてない!!〜But,I'm lucky to have you〜
「孝弘!ちょっと、ちょっと、涼音は大丈夫なの⁉初音から連絡もらって、アタシ心配で、心配で」
その時店の奥から現れたのは、原色の華やかなアロハ柄のシャツを着こなした白髪の人物だった。見た目は、女性。話し方も女性。でも声は男の人のそれだ。
おまけに、この人、どこかで見たことあるぞ。テレビに出たりしてる、よね?
「心配かけてごめん。涼音は大丈夫。飛行機に小児科の先生が乗り合わせていてくれて、ツイてたよ。たぶん、いつになく興奮してたんだ。結婚式が楽しみすぎたみたい」
「そう。それならよかった。…あら?あらあら?ちょっと、孝弘、アンタ、女の子連れて来たの??
なんてことでしょ、父親に似ず硬派なアンタが!
しかも、可愛らしい子じゃない」
目を輝かせて駆け寄ってきたその人物の勢いに、私は思わずたじろぐ。
「こんにちは!孝弘のカノジョさん??」
「い、いえ、あの、私は…」
その時店の奥から現れたのは、原色の華やかなアロハ柄のシャツを着こなした白髪の人物だった。見た目は、女性。話し方も女性。でも声は男の人のそれだ。
おまけに、この人、どこかで見たことあるぞ。テレビに出たりしてる、よね?
「心配かけてごめん。涼音は大丈夫。飛行機に小児科の先生が乗り合わせていてくれて、ツイてたよ。たぶん、いつになく興奮してたんだ。結婚式が楽しみすぎたみたい」
「そう。それならよかった。…あら?あらあら?ちょっと、孝弘、アンタ、女の子連れて来たの??
なんてことでしょ、父親に似ず硬派なアンタが!
しかも、可愛らしい子じゃない」
目を輝かせて駆け寄ってきたその人物の勢いに、私は思わずたじろぐ。
「こんにちは!孝弘のカノジョさん??」
「い、いえ、あの、私は…」