ツイてない!!〜But,I'm lucky to have you〜
「二葉先生と意外なところでつながっていたのね。
じゃ、この出会いに乾杯しなくちゃ!さ、孝弘も二葉先生も座って、座って」

あ、初音さんが手にしているシャンパンのボトル!飛行機のファーストクラスで提供されていた高級シャンパンだ。飲みたかったやつ!

大人のグラスにはシャンパン、子供たちのグラスにはジュースを入れて、乾杯!

さすが、高級シャンパン。やっぱりおいしい!

「先生このシャンパンお好きでしょう?飛行機内のメニューで、真っ先に指さしてらしたから。
初音が先生をお誘いしたと連絡あった時に、追加で頼んだんです。在庫があってよかった。
さ、お料理もどんどん召し上がってください」

すごい。
涼さん、そんなことまで覚えていたなんて。

「さすがは涼さん、姉ちゃんと違って細かい気遣いが天才的。記憶力もすごいな」

「あんたも見習いなさいよ、孝弘。だからモテないのよ」

「それを言うなら、姉ちゃんもな。涼さんいなかったら、何もできないくせに」


この姉弟、本当に仲がいい。
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