ツイてない!!〜But,I'm lucky to have you〜
「僕は君が好きだよ、マナ。どんなにツイてないことが起きても、前向きにいられる君に一目ぼれだった。僕は、すぐに落ち込んでしまう。不幸の泥沼に、はまってしまって抜け出すのに苦労してしまうタイプなんだ。
君に振られたら、きっと、もう二度と恋なんてしないって思うよ」
「え…」
丹下さんたら、『好きだよ』なんて、お姉さん夫婦の前でも平然と言っちゃうなんて。聞いてるこっちが恥ずかしい。
顔が赤くなって、上にあげられない。うれしいけど、困る。
モジモジと何も言えない私に助け舟を出してくれたのは、初音さんだった。
「涼、あと孝弘にお願いすることないよね?」
「ないよ。あとは主役の二人の登場を待つだけ」
「じゃ。孝弘、解放してあげる。
真菜さん、孝弘は慎重派で奥手なの。この子に限ってまさか、”一目ぼれ”なんて。驚いたけどうれしい。失恋からやっと前を向けたのね。
姉としては応援してあげたいけど、もちろん、真菜さんの気持ちが大事だから。
弁護士とかアリオンの御曹司なんて表面の肩書じゃなくて、どうか『孝弘』自身を見て決めてほしいな。
また会いましょう、真菜さん。今日は本当にありがとう」
君に振られたら、きっと、もう二度と恋なんてしないって思うよ」
「え…」
丹下さんたら、『好きだよ』なんて、お姉さん夫婦の前でも平然と言っちゃうなんて。聞いてるこっちが恥ずかしい。
顔が赤くなって、上にあげられない。うれしいけど、困る。
モジモジと何も言えない私に助け舟を出してくれたのは、初音さんだった。
「涼、あと孝弘にお願いすることないよね?」
「ないよ。あとは主役の二人の登場を待つだけ」
「じゃ。孝弘、解放してあげる。
真菜さん、孝弘は慎重派で奥手なの。この子に限ってまさか、”一目ぼれ”なんて。驚いたけどうれしい。失恋からやっと前を向けたのね。
姉としては応援してあげたいけど、もちろん、真菜さんの気持ちが大事だから。
弁護士とかアリオンの御曹司なんて表面の肩書じゃなくて、どうか『孝弘』自身を見て決めてほしいな。
また会いましょう、真菜さん。今日は本当にありがとう」