ツイてない!!〜But,I'm lucky to have you〜
「丹下さん、今日はご両親がハワイに到着だし、色々忙しいですよね?
私、自分の部屋に戻ります。
あ、これ、着せてくれたんですか?ありがとうございます」
私は、あちこち痛くてダルい身体を無理矢理ゆっくりと起こした。自分がフカフカで清潔なバスローブを着ていることに気づく。
「マナ?何言ってるの?ずっと一緒にいるに決まってるでしょ?結婚式の準備は終わってるし、別に両親には世話なんて必要ないし。
それとも、マナの方に予定がぎっしり入っているのかな?」
ずっと一緒に?
付き合うことにはなったけど、ずっと一緒に過ごすなんて思ってもいなかった。
「今日は一日、海岸かホテルのプールで『のんびり』するつもりだったんです。ただ…水着はスーツケースの中なので。『のんびり』は、明日に回して今日はお散歩がてらお土産でも見て歩こうかな」
「お散歩か、いいね!僕も一緒に付き合うよ」
「…丹下さん、そんな時間取れるんですか?」
心配になる私に、彼は眉をひそめて首を横に振った。
「マナ。呼び方。それと、そのよそよそしい話し方も止めて。
…目が覚めたら忘れちゃったのかな?
僕にとっては、マナが一番だよ。少しの時間だって一緒にいたい。なんなら、このまま閉じ込めておきたいくらいだよ」
私、自分の部屋に戻ります。
あ、これ、着せてくれたんですか?ありがとうございます」
私は、あちこち痛くてダルい身体を無理矢理ゆっくりと起こした。自分がフカフカで清潔なバスローブを着ていることに気づく。
「マナ?何言ってるの?ずっと一緒にいるに決まってるでしょ?結婚式の準備は終わってるし、別に両親には世話なんて必要ないし。
それとも、マナの方に予定がぎっしり入っているのかな?」
ずっと一緒に?
付き合うことにはなったけど、ずっと一緒に過ごすなんて思ってもいなかった。
「今日は一日、海岸かホテルのプールで『のんびり』するつもりだったんです。ただ…水着はスーツケースの中なので。『のんびり』は、明日に回して今日はお散歩がてらお土産でも見て歩こうかな」
「お散歩か、いいね!僕も一緒に付き合うよ」
「…丹下さん、そんな時間取れるんですか?」
心配になる私に、彼は眉をひそめて首を横に振った。
「マナ。呼び方。それと、そのよそよそしい話し方も止めて。
…目が覚めたら忘れちゃったのかな?
僕にとっては、マナが一番だよ。少しの時間だって一緒にいたい。なんなら、このまま閉じ込めておきたいくらいだよ」