リリィ・ホワイトの愛が目覚めるまでの日記
 その後、驚く程に何の問題も起きる事なく、ジェイの婚約者として認めて貰う為、王太子妃になる為、城での生活が始まった。

 朝から夜遅くまで様々な勉強会や茶会で学び、寝る頃にはクタクタで朝を迎える。 そんな日々が続いた。 それでも毎日が充実して、ジェイに励まされながらビアンカと遊ぶのが日課のようになっていった。

 ロージーがどうしているのか、ロナウドと婚姻関係を結んだのか、文のやり取りすらしていない私にはわからない。
 いつか会える日は来るだろうか。
 その時には笑ってお姉様と呼んでくれるだろうか。
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