リリィ・ホワイトの愛が目覚めるまでの日記
ロナウドとジェイは学校の友人同士。 向こうでは婚約者の私の事を話していないのだろうか。 或いは話す内容は勉学に関するものばかりとか。
「その間の君を看病していたのが妹君だという話は聞いているよ。 とても熱心に世話をしていたと」
「ロージーです。 いつ目覚めるかわからない私の側にいてくれたのですから、妹には本当に感謝しています」
「妹君に婚約者は?」
「妹は姉の私と比べ物にならないくらいの素敵な令嬢です。 どなたか相応しい方がいらっしゃったらすぐにでも婚約の運びになりそうなのですが」
「慕っている男がいるのかもしれないな?」
「そのような話は妹から聞いた事はございませんわ。 もしいたら、姉の私に話さないはずがありませんもの」
「なるほどね、君達は仲良し姉妹なわけだ」
どこか揶揄するような口振りだ。
まるで、そんなわけがないだろうとでも言いたげな。
「その間の君を看病していたのが妹君だという話は聞いているよ。 とても熱心に世話をしていたと」
「ロージーです。 いつ目覚めるかわからない私の側にいてくれたのですから、妹には本当に感謝しています」
「妹君に婚約者は?」
「妹は姉の私と比べ物にならないくらいの素敵な令嬢です。 どなたか相応しい方がいらっしゃったらすぐにでも婚約の運びになりそうなのですが」
「慕っている男がいるのかもしれないな?」
「そのような話は妹から聞いた事はございませんわ。 もしいたら、姉の私に話さないはずがありませんもの」
「なるほどね、君達は仲良し姉妹なわけだ」
どこか揶揄するような口振りだ。
まるで、そんなわけがないだろうとでも言いたげな。