捨てられ聖女は魔王城でスローライフを送る〜戻れと言われてお断りしたら、向こうから来るらしい〜
だから、それに対抗する手段として、私、つまりは聖女が国全体に聖魔法による強固なバリアを張ることを職務とされ、それを維持し続けて来た。あれは私から根こそぎ魔力を奪っていくのだ。そして、最後には、そのバリアを張るたびに倒れ、やがて、その維持も出来なくなった。
ーーあれ?私追い出されたってことは、それ、やらなくていいんじゃない?
とりあえず、前世のような過労死コースを免れたのではないだろうか?と、図々しくなった私は、開き直ってみる。うん、千花の時の私はかなりポジティブだったはずだ。
ーーでも、私の後継は誰がやるんだろう?あの殿下、愛しい新聖女様にやらせるのかな?
あの人、愛しい婚約者を過労死コースに放り込むのかしら?
ま、もう他所様のことはいっか。
ーーあれ?私追い出されたってことは、それ、やらなくていいんじゃない?
とりあえず、前世のような過労死コースを免れたのではないだろうか?と、図々しくなった私は、開き直ってみる。うん、千花の時の私はかなりポジティブだったはずだ。
ーーでも、私の後継は誰がやるんだろう?あの殿下、愛しい新聖女様にやらせるのかな?
あの人、愛しい婚約者を過労死コースに放り込むのかしら?
ま、もう他所様のことはいっか。