捨てられ聖女は魔王城でスローライフを送る〜戻れと言われてお断りしたら、向こうから来るらしい〜
それに加えて、『ヒール』と呼ばれる回復魔法の要請が教会にあれば、私はそれにも応じていた。
『ヒール』という、軽い怪我や風邪程度の病気を治す魔法なら、教会の聖職者に行使可能な者はいる。しかし、その上級魔法である『ハイヒール』や『パーフェクトヒール』が使える者は希少だ。
そして、個体ではなく回復対象を範囲指定にする、それらの魔法名の頭に『エリア』をつけた物になると、だんだん上級魔法となっていき、行使可能な者の人数はさらに減っていくのだ。
少なくとも、新聖女がどうなのかは知らないが、パーフェクトヒールを使えたのは、あの国に私一人しかいなかったはずだ。さらに上級魔法である、国全体を覆う『範囲結界』も。まあ、それも、魔力枯渇によって使えなくなっていたんだけれど。
『ヒール』という、軽い怪我や風邪程度の病気を治す魔法なら、教会の聖職者に行使可能な者はいる。しかし、その上級魔法である『ハイヒール』や『パーフェクトヒール』が使える者は希少だ。
そして、個体ではなく回復対象を範囲指定にする、それらの魔法名の頭に『エリア』をつけた物になると、だんだん上級魔法となっていき、行使可能な者の人数はさらに減っていくのだ。
少なくとも、新聖女がどうなのかは知らないが、パーフェクトヒールを使えたのは、あの国に私一人しかいなかったはずだ。さらに上級魔法である、国全体を覆う『範囲結界』も。まあ、それも、魔力枯渇によって使えなくなっていたんだけれど。