お嬢の神隠し
秀羽の事はほっといてリビングに行くと、詩が起きいて、朝ごはんの準備をしてくれていた。

「おはよう、莉乃。よく寝れたー?私さー昨日いつの間にか寝ちゃっててごめんねー」

「全然大丈夫だよー、あれ?海里は?」


「海里は昨日の夜一旦帰った」

わ、いつのまにか私の後ろに秀羽がたっていた。

一旦帰ったってどういうこと?昨日、詩が寝たのが深夜の1時過ぎだったから、その後に帰ったっこと?
そんな夜中に危ないでしょ。

「あーそうなんだ。りょーかい!じゃぁー朝ご飯たべよー!」

おー心配じゃないんだ。あ、もぉ8時だ、早く朝ごはん食べよう。

詩が作ったご飯は美味しい。

「てかさ、秀羽どこで寝たの?さっき莉乃の部屋から来たけど一緒に寝たの?」


「ゴホッゴホッ」

一緒に寝たとかそーいうんじゃないよ!誤解されちゃう。


「一緒に寝たよ、まー別に手出してないけどな。あ、そーいえば昨日の夜、こいつ
俺にだきつ……

「詩!なんにもないよ!秀羽が勝手に私のベッドに寝てきただけだから!」

やっぱり、律だと思って抱きついたら秀羽だったんだ。恥ずかしい……

「へー、そうなんだぁーてか2人なんだか仲良くなったね」

「全然仲良くない!」
「全然仲良くない!」

「あはははぁあ!」

もー寄りによって、なんでシンクロしちゃうかな。
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