お嬢の神隠し
とりあえず、そろそろ遅刻してしまう。

昨日と同じで軽くメイクをし毛先だけをアイロンで巻いた。隣で詩もメイクをしている。


「莉乃の髪、ほんと綺麗だよねー毛先の方に向かってグラデーションでミルクティー色とか、可愛すぎっ!しかも腰まではないけど胸あたりまである髪、もぉー綺麗すぎる!」

「朝からべた褒めありがとう」


もともと小さい頃からロングで、毛先だけ中学を卒業した時に染めた。私もお気に入りの色だ。


準備が出来て出発しようとした時、インターホンが鳴った。おそらく海里だ。


私たち3人はマンションの前まで降りてきた。


「おはよう!海里のバイク、いくら見てもかっこいいなぁー」


海里が跨っているバイクは赤色で、龍のステッカーがしてある。確かにカッコイイ。





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