お嬢の神隠し

「まぁ、ここに来る奴ら不良ばっかでな喧嘩とかよくしてて…でも皆いいヤツらなんだよ！まぁー、それで最近は隣町の龍宮っていう不良軍団が俺たちを襲ってるんだ。凛太郎が襲われてる所を助けてくれてありがとう、莉乃ちゃん」


「全然大丈夫だよ、秀羽と凛太郎くんは大丈夫なの？」

「あぁ、そこまで酷い怪我では無さそうだし今、手当してると思う」

「よかった」

隣町の龍宮、喧嘩…

知らないことがいっぱい出てきて、わたしの頭の中は混乱中。


「莉乃ちゃんの事も龍宮達に知られている可能性がある。そこでだ、莉乃も俺達の仲間になって欲しい。いつ、喧嘩とかに巻き込まれるかは分かれねぇからな…」


「うん、いいよ。私も皆のこと守りたい」


「ありがとう、莉乃ちゃん。詩もよくここに来てるんだけど、莉乃ちゃんの事は俺から話しとく。これからも仲良くしてやって欲しい詩と、もちろん俺たちとも」

「当たり前じゃん、いつでも頼って」

「ありがとう」