お嬢の神隠し
「お前、体育祭のリレーで速かったやつか?」

「え、私の事知ってるの?お前じゃなくて私の名前は莉乃ですっ」


「莉乃さん、あの体育祭いらい中学校の中で有名ですもん」

「え、恥ずかしいなぁーハハハハッ」


わーそうなんだ、中学生もクラス対抗リレーとか見てたんだ。

やっぱり私が可愛いから有名人なのかなーなんちゃって。



「凛太郎も莉乃さんの走りをみて、いつか話してみたいって言ってたんですよ」

「おい、凛太郎!おめぇー勝手に何言ってんだよ!!!!」

「わはははははっ」


魁輝くんが私と話したかったなんて初耳だ。よし、後で思う存分話し相手をしてあげよう。






ーキーンコーンカーンコーンー



「チャイム鳴ったな、早く教室戻るぞ」

「またねぇー」



テスト結果が発表された昼休みが終わり、次は授業。なのだが…





眠すぎる…




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