運命の推し
「どうしたの?」
日向はスマートフォンの画面を私に見せてくれる。
だけど、眼鏡をかけていないから。
「見えないわよぅ」
と言いつつ、眉間にシワをいっぱい寄せて何とか画面の文字を読もうと努力してみる。
「優大がSNS始めたの!」
えすえぬえす?
「今まではメンバー内で唯一、SNSしてなかったんだけど、新曲発表した記念に始めるって!」
……何のことやら、よく分からない。
「うーん、えっとね?インターネットで、優大自身が発信してくれるんだよ。いろんな情報とかを!」
「あら、それ、私も見られるの?」
「そうだよ!!これからもしかしたら、優大の写真とかも載せてくれるかもしれないし、お知らせとかも発信してくれたら読めるんだよ!」
「いいわねぇ。……でも私、パソコンとかスマートフォンとか、苦手よぅ。インターネットなんて、ちょっと怖いわー。余計なことしちゃったら、壊しちゃいそうで」
「壊すって?」
日向はポカンとした。
でも、
「分かった!」
と言って、こう続けた。
日向はスマートフォンの画面を私に見せてくれる。
だけど、眼鏡をかけていないから。
「見えないわよぅ」
と言いつつ、眉間にシワをいっぱい寄せて何とか画面の文字を読もうと努力してみる。
「優大がSNS始めたの!」
えすえぬえす?
「今まではメンバー内で唯一、SNSしてなかったんだけど、新曲発表した記念に始めるって!」
……何のことやら、よく分からない。
「うーん、えっとね?インターネットで、優大自身が発信してくれるんだよ。いろんな情報とかを!」
「あら、それ、私も見られるの?」
「そうだよ!!これからもしかしたら、優大の写真とかも載せてくれるかもしれないし、お知らせとかも発信してくれたら読めるんだよ!」
「いいわねぇ。……でも私、パソコンとかスマートフォンとか、苦手よぅ。インターネットなんて、ちょっと怖いわー。余計なことしちゃったら、壊しちゃいそうで」
「壊すって?」
日向はポカンとした。
でも、
「分かった!」
と言って、こう続けた。