運命の推し
「優大のSNSが見たかったら、ここに来てよ!私と一緒なら怖くないんじゃない?」
私のひ孫は、頼もしい。
嬉しくて、大きく頷いた。
「これから私の部屋に来る時には、絶対眼鏡を持ってきてね。笑子ばあちゃん、眼鏡が無いと細かい文字、読めないんだもん」
私は笑って、また頷く。
優大の書いた言葉。
『これから色々と発信していこうと思います。どうぞお付き合いください』
なんてことのない、たったの二文。
だけど私には、宝物みたいに思える。