ほら、やっぱり愛してる . 〜 ヤクザの彼と私の物語 〜
玲衣と記憶と
[ 着きましたよ 〜〜 、 ここです。 ]
コンコンコン
和真が呼吸を整え扉をノックした。
ここが 、玲衣さんの部屋 。
…なんだろう。 私より和真の方が
緊張してる 、 ??
〖 はーい 〗
中から聞こえた 可愛らしい女の子の声 。
[ あ 、 玲衣さん 、 お時間大丈夫でふか ? ]
「 ( あ、噛んだ ) 」
私が顔を見ると 和真は 真っ赤になっていた
可愛いなあ、 笑
〖 どうぞ 〜 〗
失礼します、と和真が扉を開けると
そこには天使がいた 。 正確には
天使に近い 美女がいた 。
ロングストレートヘアに和虎さんによく似た顔立ち 。兄妹ソロって 美男美女 なんだなあ 。
「 初めまして 、 小林愛莉 です 。 」
自己紹介をすると彼女は 目を見開いて
〖 愛莉 、? 愛莉ってあの ? 〗
[ ご存知なんですか ? ]
和真も私もキョトンとした顔で彼女をみると
〖 〜っ やっと会えた ! 〗
と、飛びついてきた 。 急な出来事に頭の整理も追いつかないが これだけは聞ける 。
「 私を知ってるの ?? 」