Chat Noir -黒猫と私- バイオハザー度Max- Deux(2nd)

自分が見た夢ながら何て恥ずかしい!!


「なんて破廉恥な!」


ベッドの上で一人身悶えて私は顔を覆った。


顔が熱を持ったように熱い……


欲求不満なのかな。ここ四ヶ月ほどご無沙汰だったし。


こんなのはじめてだ。


ああ!純真な少年の心を汚してしまった!


まさに傷物だよ!


私は一人で赤くなったり青くなったり。


ようやく色んな意味での興奮がおさまって改めて時計を見ると、明け方の五時を指していた。


あれ??


良く見たら夜中に黒猫から電話があったみたい。


三時ごろ、ぽつんと一件“不在着信”の文字が。


でももーこの時間だし、さすがにあいつも寝てるよね。


結局折り返しの電話は控えて、私はそのまま起きることを決意した。



シャワーを浴びながら考えるのはやっぱり倭人のこと。


黒猫とそうなったら、カリンちゃんやロシアン葵ちゃんに対しての不安が消えるのだろうか。





「おねーさまの魅力を体で教えてあげるわ」





てか??


いや、違うだろう。これじゃただの痴女だ。


バイオハザードウィルスめ。朝から元気だな。


……まぁ…そんな単純なものじゃない気がするし、倭人はそうゆう関係がなくても私を好きでいてくれる。


自分に足りないもの



それは




自信





それから






信じる気持ちだ。




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