触れないで、杏里先輩!
目の前の不機嫌オーラMAXの杏里先輩を視界に入れてられなくなった私は床を見る。
「美桜は金さえ出されれば俺以外の男とでも写真撮れるんじゃない?」
そこに更に低い声。
ヤバい。
マズい。
でも私が全部悪い。
「ごめんなさい!許して下さい!完全に私が悪いです!男性恐怖症のせいでバイトも出来ないから釣られちゃったんです!だけど杏里先輩以外の男の人は絶対無理ですから!」
私は必死に訴えた。
だけど杏里先輩は何も返してくれない。
怖くて目すら開けられない。
沈黙が辛い。
何か言って下さい……杏里先輩……
「駅前のカフェで帰りに一杯奢ってくれたら許す」
「美桜は金さえ出されれば俺以外の男とでも写真撮れるんじゃない?」
そこに更に低い声。
ヤバい。
マズい。
でも私が全部悪い。
「ごめんなさい!許して下さい!完全に私が悪いです!男性恐怖症のせいでバイトも出来ないから釣られちゃったんです!だけど杏里先輩以外の男の人は絶対無理ですから!」
私は必死に訴えた。
だけど杏里先輩は何も返してくれない。
怖くて目すら開けられない。
沈黙が辛い。
何か言って下さい……杏里先輩……
「駅前のカフェで帰りに一杯奢ってくれたら許す」