触れないで、杏里先輩!
「美桜も飲みなよ」
促されたが私は動けない。
だって杏里先輩、ストローを掴んだままでドリンクに近い距離のままなんだもん。
「これも治療の一環と思って」
その一言に杏里先輩がこうした理由が分かった。
確かにこの至近距離で異性と同じ物を飲めるようになれれば、気絶することも無くなるかもしれない。
心の中で自分のお尻をバチンっと叩く。
「が、頑張りますっ!」
「そんな肩に力入れずにリラックスして飲みなよ」
気合いを入れた私を見て杏里先輩はクスッと笑う。
私は緊張しながらも刺してあるストローを掴んだ。
目の前からの視線が落ち着かない。
でもこんなことでを躊躇っていたら、いつまで経っても私の体質は治ってくれないだろう。
杏里先輩をなるべく意識しないようにストローに焦点を合わせると、ゆっくりとだがストローに口を近付けていく。
促されたが私は動けない。
だって杏里先輩、ストローを掴んだままでドリンクに近い距離のままなんだもん。
「これも治療の一環と思って」
その一言に杏里先輩がこうした理由が分かった。
確かにこの至近距離で異性と同じ物を飲めるようになれれば、気絶することも無くなるかもしれない。
心の中で自分のお尻をバチンっと叩く。
「が、頑張りますっ!」
「そんな肩に力入れずにリラックスして飲みなよ」
気合いを入れた私を見て杏里先輩はクスッと笑う。
私は緊張しながらも刺してあるストローを掴んだ。
目の前からの視線が落ち着かない。
でもこんなことでを躊躇っていたら、いつまで経っても私の体質は治ってくれないだろう。
杏里先輩をなるべく意識しないようにストローに焦点を合わせると、ゆっくりとだがストローに口を近付けていく。