触れないで、杏里先輩!
次の日の放課後。
「花純先輩、今日は大丈夫ですか?」
昇降口に現れた二日ぶりの花純先輩を見つけると心配で訊ねた。
だって今日は一昨日よりも最高気温が三度も高いから。
「美桜ちゃん、心配掛けちゃってごめんね」
倒れた日よりも顔は血色も良いし、元気そうな笑顔を見るとホッとした。
「先に帰ってしまってごめんなさい」
私は先に帰ったことを謝罪した。
「気にしないで。そのお陰で私は覚悟を決められたから」
「どういうことですか?」
「すぐに分かるから」
頭上に疑問符を浮かべながら返すと意味深な言葉と笑顔で返されたが、益々疑問符が増えていった。
駅までの道、私が真ん中で右が花純先輩、左が杏里先輩で今日も歩く。
「今日から私も日傘、あと水筒はポカリにしたの。もう倒れないよ」
私と同じように日傘を指す花純先輩が今日もおっとりと話す。
「それなら安心」
杏里先輩が微笑んで返した。
「花純先輩、今日は大丈夫ですか?」
昇降口に現れた二日ぶりの花純先輩を見つけると心配で訊ねた。
だって今日は一昨日よりも最高気温が三度も高いから。
「美桜ちゃん、心配掛けちゃってごめんね」
倒れた日よりも顔は血色も良いし、元気そうな笑顔を見るとホッとした。
「先に帰ってしまってごめんなさい」
私は先に帰ったことを謝罪した。
「気にしないで。そのお陰で私は覚悟を決められたから」
「どういうことですか?」
「すぐに分かるから」
頭上に疑問符を浮かべながら返すと意味深な言葉と笑顔で返されたが、益々疑問符が増えていった。
駅までの道、私が真ん中で右が花純先輩、左が杏里先輩で今日も歩く。
「今日から私も日傘、あと水筒はポカリにしたの。もう倒れないよ」
私と同じように日傘を指す花純先輩が今日もおっとりと話す。
「それなら安心」
杏里先輩が微笑んで返した。