触れないで、杏里先輩!
突然、私達ではない大きな声が響いた。
顔を向けると、閉ざされていたカーテンを両手で開けて立っている亜季ちゃんが居た。
しかも何故か号泣して。
「美桜……私、何も知らなくて……今まで辛かったでしょ……っ、ごめん、頼りない親友で……ごめんねっ」
どうやら全てを聞いていたようだ。
涙腺が壊れたんじゃないかってくらい、亜季ちゃんの頬には見事すぎるほどの涙の滝が出来上がっていた。
「亜季ちゃん、泣かないで!」
そんな亜季ちゃんに、私はベッドの上で手を迷子のように彷徨わせながらオロオロあたふた狼狽える。
「私は恋愛したいけど、こんな見た目だから出来るわけないから、男子とまともに会話したことないしさ!二次元と杏里先輩を拝んでれば充分だけどさっ!美桜は男子が怖いから避けてたなんてっ!美桜が可哀相過ぎるぅ!犯人が許せないぃ!」
亜季ちゃんは更に大号泣。
しかも鼻水まで垂れてきている。
杏里先輩の前で、色んな事、口走ってるよ??
凄い顔になってるよ!?
好きな人には、その顔は流石にお見せしない方が良いと思うよ!?
顔を向けると、閉ざされていたカーテンを両手で開けて立っている亜季ちゃんが居た。
しかも何故か号泣して。
「美桜……私、何も知らなくて……今まで辛かったでしょ……っ、ごめん、頼りない親友で……ごめんねっ」
どうやら全てを聞いていたようだ。
涙腺が壊れたんじゃないかってくらい、亜季ちゃんの頬には見事すぎるほどの涙の滝が出来上がっていた。
「亜季ちゃん、泣かないで!」
そんな亜季ちゃんに、私はベッドの上で手を迷子のように彷徨わせながらオロオロあたふた狼狽える。
「私は恋愛したいけど、こんな見た目だから出来るわけないから、男子とまともに会話したことないしさ!二次元と杏里先輩を拝んでれば充分だけどさっ!美桜は男子が怖いから避けてたなんてっ!美桜が可哀相過ぎるぅ!犯人が許せないぃ!」
亜季ちゃんは更に大号泣。
しかも鼻水まで垂れてきている。
杏里先輩の前で、色んな事、口走ってるよ??
凄い顔になってるよ!?
好きな人には、その顔は流石にお見せしない方が良いと思うよ!?