愛しているので離婚してください~御曹司は政略妻への情欲を鎮められない~
届いたミルクティを一口含んで、スマートホンを手に取る。美々子から送られてきた写真を見る。
ふーん。よく撮れてるじゃない。
クスッと笑ってから削除した。
誰かが私を盗み撮りしていると気づいたのは仙台で、ドライフルーツのケーキを作ったワークショップだった。
私に関心のない綾星さんが私を調べるとは思えない。
付け回すのは誰なのか。私が旅行をしていると彼に伝えたのは元秘書、五月心羽。旅行中に綾星さんから聞いた。
でも私たちを離婚に追い込もうとするのは彼女だけじゃなかった。
まさか美々子がという半面、やはりと思わなくもない。
結婚式で久しぶりに会って、彼女は私をキツく睨んでいたけれど、昔から彼女はそうだった。
彼女は私を敵視している。
だから気づかなかったけれど。
美々子。あなた、もしかして綾星さんを好きだったの?
ふーん。よく撮れてるじゃない。
クスッと笑ってから削除した。
誰かが私を盗み撮りしていると気づいたのは仙台で、ドライフルーツのケーキを作ったワークショップだった。
私に関心のない綾星さんが私を調べるとは思えない。
付け回すのは誰なのか。私が旅行をしていると彼に伝えたのは元秘書、五月心羽。旅行中に綾星さんから聞いた。
でも私たちを離婚に追い込もうとするのは彼女だけじゃなかった。
まさか美々子がという半面、やはりと思わなくもない。
結婚式で久しぶりに会って、彼女は私をキツく睨んでいたけれど、昔から彼女はそうだった。
彼女は私を敵視している。
だから気づかなかったけれど。
美々子。あなた、もしかして綾星さんを好きだったの?