可愛くなんてないはずなのに､イケメン男子と可愛い女子たちに溺愛されています⁉︎

第一章 憧れの高校生活

初日

「ふんふふーん♪」
え？なんでこんなに浮かれているかって？
そ・れ・は
今日から憧れの高校生活が始まるから!!
あ、自己紹介がまだだったね!
私は天宮硝子（あまみやがらす）!
今日から晴れて高校一年生です!
ちなみに、私が今日から通う学校は､『私立鈴蘭学園』っていう私の家から一番近い高校。
制服がとっても可愛いんだ!!
私の受験理由ももちろんそれ。
制服が可愛いからっていう理由で受ける子がとっても多い学校なんだ。
そんなこんなでお話ししてる間に学校に着いた。
友達できるかなーー？
できるといーな!
私のクラスは1-Ａ。
1-Ａの教室は...
ここだっ。
「おはようございます‼︎」
元気に挨拶できたし、第一印象はOKかな？
「うおっ!めっちゃかわいー子きた!!」
「マジだ!!かわいー!」
ん？可愛い子でもきたのかな？
あれっ？誰も来てないや。聞き間違いかな？
そう思っていると、キャラメルブラウンのフワッとした髪のかわいい女の子が近づいてきた。
「初めまして!私は栗野美奈（くりのみな）！あなたの前の席だよ!私のことは美奈って呼んでね!これからよろしくね!」
気さくな子だ!!友達になれるかな？
「私は天宮硝子！硝子って呼んでね!こちらこそよろしく！」
目一杯の笑顔でそう言うと､
「硝子ってとってもかわいいね！！」
美奈がそう言った。
私がかわいい？そんなわけないじゃん。
「あははっ。お世辞が上手だね〜ww」
「えー!お世辞じゃないよー!」
「あははっ。ありがと!!」
そう言って笑っていると、チャイムがなって、先生が入ってきた。
「はーい､ちゅうもーく！俺はこれから1-Ａの担任をする松本光だ!えーっと､そうだなーまぁ頑張りすぎず適度にサボって、楽しくやっていこーなー!」
おぉ､なんかすごい先生だなぁ。なんて思っていると、男子から冷やかすような声が飛ぶ。
「せんせーい。サボっていいんですかーw」
「おう。サボりすぎなきゃいーぞー」
「マジかよww」
でもなんか、楽しそうな先生だな。