粗大ごみを拾ってしまった(番外編その4)大森VS巫女の恋愛格差問題
<天界・神殿・外>

大森が
神殿から出ようとした時、
世話役の天使が細長い箱を
持って来た。

「オーモリのものだそうです。
渡すように頼まれました」
大森は箱を受け取り・・・

あのラップの箱!

ふたを開けた。
中身は・・
自分の角だった・・・
それもラップに包まれている・・・

「これがあれば、獄界にも戻れる・・」

瞑王が側に立っていた。
「リシェルの記憶もバックアップ、取ってあるし・・」

瞑王はニカッと笑った。

「俺は・・大森がいないと困る」
瞑王は大森の肩に・・
印のついた肩に、その手を置いた。

「わかりました」
大森は答えた。

瞑王が
<自分の印>をつけ直したのだろう。
大森は理解した。
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