一晩だけあなたを私にください~エリート御曹司と秘密の切愛懐妊~
「ありがとう、渡辺くん。じゃあ、ふたりとも、また明日」
デスクの上を片付け、パソコンの電源を落とし、ふたりに声をかける。
「それじゃあ行こうか」
修二さんが私のバッグを掴んで歩き出すので、慌てて後を追った。
「あの、もう足大丈夫ですから。バッグ自分で持ちます」
「遠慮しない。歩き方がまだぎこちないじゃないか」
ソフトだが有無を言わせぬその口調。
年上の男性だから、もうこれ以上言うのは失礼だ。
「すみません。ありがとうございます」
礼を言うと、修二さんはフッと微笑して私を地下の駐車場に連れて行く。
真っ赤なスポーツカーが置いてあって目を引いたが、それが彼の車だった。
誰でも知っているイタリアの高級車でふたり乗り。
修二さんが「どうぞ」と助手席のドアを開けてくれて恐縮しながら車に乗り込んだ。
「お邪魔します」
見慣れぬバケットシートのシートベルトを締めながら周囲を見回していると、彼が運転席に座った。
「戦闘機のコックピットみたいですね。宇宙までいけそう」
デスクの上を片付け、パソコンの電源を落とし、ふたりに声をかける。
「それじゃあ行こうか」
修二さんが私のバッグを掴んで歩き出すので、慌てて後を追った。
「あの、もう足大丈夫ですから。バッグ自分で持ちます」
「遠慮しない。歩き方がまだぎこちないじゃないか」
ソフトだが有無を言わせぬその口調。
年上の男性だから、もうこれ以上言うのは失礼だ。
「すみません。ありがとうございます」
礼を言うと、修二さんはフッと微笑して私を地下の駐車場に連れて行く。
真っ赤なスポーツカーが置いてあって目を引いたが、それが彼の車だった。
誰でも知っているイタリアの高級車でふたり乗り。
修二さんが「どうぞ」と助手席のドアを開けてくれて恐縮しながら車に乗り込んだ。
「お邪魔します」
見慣れぬバケットシートのシートベルトを締めながら周囲を見回していると、彼が運転席に座った。
「戦闘機のコックピットみたいですね。宇宙までいけそう」