一晩だけあなたを私にください~エリート御曹司と秘密の切愛懐妊~
「宇宙まで本当に行けたら楽しいがな」
私の感想を聞いて修二さんは頬を緩めながら車を発進させた。
戦闘機のように飛び出すと思って緊張していたのだけれど、滑らかな走りで驚く。
恐らく、彼の運転が上手いからだろう。
車好きな家系なんだろうな。
「今は体調は?」
運転しながら尋ねる修二さんに笑顔を作って答える。
「だいぶよくなりましたよ」
決してよくはないのだけれど、心配はかけたくない。
「そうか。だが、疲れた顔してないか?」
彼の指摘にもっともらしい説明をする。
「毎年三月になるとこうなんです。期末の処理と期初の準備が重なって」
「ああ。会社勤めも大変だな」
私の話に納得したのか、彼は相槌を打った。
「修二さんは会社の方には頻繁に顔を出しているんですか? あまり会社で見かけないですけど」
まさか会社で修二さんに会うとは思ってなかったから驚いたけど、怜の身内なんだからうちの会社の経営に関わっていても不思議ではない。
「いいや。俺はまあ非常勤で、社長に呼び出されて相談や報告受けてる」
私の感想を聞いて修二さんは頬を緩めながら車を発進させた。
戦闘機のように飛び出すと思って緊張していたのだけれど、滑らかな走りで驚く。
恐らく、彼の運転が上手いからだろう。
車好きな家系なんだろうな。
「今は体調は?」
運転しながら尋ねる修二さんに笑顔を作って答える。
「だいぶよくなりましたよ」
決してよくはないのだけれど、心配はかけたくない。
「そうか。だが、疲れた顔してないか?」
彼の指摘にもっともらしい説明をする。
「毎年三月になるとこうなんです。期末の処理と期初の準備が重なって」
「ああ。会社勤めも大変だな」
私の話に納得したのか、彼は相槌を打った。
「修二さんは会社の方には頻繁に顔を出しているんですか? あまり会社で見かけないですけど」
まさか会社で修二さんに会うとは思ってなかったから驚いたけど、怜の身内なんだからうちの会社の経営に関わっていても不思議ではない。
「いいや。俺はまあ非常勤で、社長に呼び出されて相談や報告受けてる」