一晩だけあなたを私にください~エリート御曹司と秘密の切愛懐妊~
今日雪乃の叔母さんに会わなかったら、歓送会に出席せずに追っていたかもしれない。
だが、それでは全て解決という訳にはいかないのだ。
松本の件をどうにかしなければ。
「俺が雪乃を諦めると思ってる?」
沢口さんに尋ねたら、彼女はクスッと笑って否定した。
「思いません。沖田さんて雪乃先輩にぞっこんなの見ててわかりますから。知ってて行かせたのなら、なにか考えがあるんですよね?」
「ああ」
「雪乃先輩を不幸にしたら許しませんよ」
俺を見据えてそんな脅し文句を口にする部下に優しく微笑んだ。
「それは怖いね。必ず幸せにすると約束するよ」
「是非本人に伝えてください」
「もちろん」
必ず雪乃を捕まえて伝える。
「そこのふたり、なに密談してるのかな?」
不意に竹下部長に声をかけられ、沢口さんがニコニコ顔で答えた。
「密談ではありませんよ。明日から部長になる沖田さんにボーナスアップのお願いをしていたんです。おふたりこそいろいろお話あるんじゃないですか? 私の話は終わりましたので、ごゆっくり」
だが、それでは全て解決という訳にはいかないのだ。
松本の件をどうにかしなければ。
「俺が雪乃を諦めると思ってる?」
沢口さんに尋ねたら、彼女はクスッと笑って否定した。
「思いません。沖田さんて雪乃先輩にぞっこんなの見ててわかりますから。知ってて行かせたのなら、なにか考えがあるんですよね?」
「ああ」
「雪乃先輩を不幸にしたら許しませんよ」
俺を見据えてそんな脅し文句を口にする部下に優しく微笑んだ。
「それは怖いね。必ず幸せにすると約束するよ」
「是非本人に伝えてください」
「もちろん」
必ず雪乃を捕まえて伝える。
「そこのふたり、なに密談してるのかな?」
不意に竹下部長に声をかけられ、沢口さんがニコニコ顔で答えた。
「密談ではありませんよ。明日から部長になる沖田さんにボーナスアップのお願いをしていたんです。おふたりこそいろいろお話あるんじゃないですか? 私の話は終わりましたので、ごゆっくり」