一晩だけあなたを私にください~エリート御曹司と秘密の切愛懐妊~
私が沖田くん言葉の意味をよく理解する前に、彼はタクシー運転手に自分の住所を伝えた。
「麻布までお願いします」
思わぬ急展開に頭がパニックになる。
「あの……大丈夫。酔っててちょっとおかしくなっただけ。ちゃんと家に帰るから」
焦りながら前言を撤回するも、彼に冷たく拒否された。
「残念だったな。もうタクシーは俺の家に向かってる。諦めろ。せっかく紳士的に家に送ろうと思ったのに、山本はチャンスを無駄にした」
「沖田くん……酔ってる?」
おろおろしながら尋ねる私の手をギュッと掴んで彼はどこか謎めいた笑みを浮かべる。
「心配するな。いまだかつてないくらい頭はクリアだから」
私の発言を引用して答えるところが意地が悪い。
こっちは心臓が口から飛び出しそうなほどドキドキしているのに、彼は落ち着き払っている。
きっと女性を家に連れ込むことに慣れているのだ。
だったら、もうこのまま沖田くんに抱かれてしまえばいいじゃない。
私の心の中の悪魔が囁く。
なにを躊躇う必要がある?
好きな人に抱かれたい。
「麻布までお願いします」
思わぬ急展開に頭がパニックになる。
「あの……大丈夫。酔っててちょっとおかしくなっただけ。ちゃんと家に帰るから」
焦りながら前言を撤回するも、彼に冷たく拒否された。
「残念だったな。もうタクシーは俺の家に向かってる。諦めろ。せっかく紳士的に家に送ろうと思ったのに、山本はチャンスを無駄にした」
「沖田くん……酔ってる?」
おろおろしながら尋ねる私の手をギュッと掴んで彼はどこか謎めいた笑みを浮かべる。
「心配するな。いまだかつてないくらい頭はクリアだから」
私の発言を引用して答えるところが意地が悪い。
こっちは心臓が口から飛び出しそうなほどドキドキしているのに、彼は落ち着き払っている。
きっと女性を家に連れ込むことに慣れているのだ。
だったら、もうこのまま沖田くんに抱かれてしまえばいいじゃない。
私の心の中の悪魔が囁く。
なにを躊躇う必要がある?
好きな人に抱かれたい。