一晩だけあなたを私にください~エリート御曹司と秘密の切愛懐妊~
「それがいいわ。お腹の子のためにも。彼も雪乃ちゃんとなら子供ができてもいいって思ってるんじゃないかなって思う。だって、御曹司でしょう? 生半可な気持ちでお付き合いはしないはずよ。同期で部下なんだもの」
確かに彼にプロポーズのようなセリフは言われた。
でも、私は松本のことがあってイエスとは言えなかった。
「彼もこの子を望んでくれたら嬉しい。彼のご両親からいろいろ言われるかもしれませんが、心からお詫びするつもりです。許してもらえなくても……」
怜のお父さんは沖田不動産の社長で立場もある。
普段穏やかな印象の社長だけれど、激昂されても仕方がない。
「それだけ覚悟決めてるのね。子供って授かりものだから、彼のご両親も最初は難色を示してもやがて受け入れてくれると思うわ」
美久さんの励ましに明るい気持ちになれた。
「この子をみんなが愛してくれたらいいな」
自分は疎まれてもいい。
この子さえ愛されてくれたら。
確かに彼にプロポーズのようなセリフは言われた。
でも、私は松本のことがあってイエスとは言えなかった。
「彼もこの子を望んでくれたら嬉しい。彼のご両親からいろいろ言われるかもしれませんが、心からお詫びするつもりです。許してもらえなくても……」
怜のお父さんは沖田不動産の社長で立場もある。
普段穏やかな印象の社長だけれど、激昂されても仕方がない。
「それだけ覚悟決めてるのね。子供って授かりものだから、彼のご両親も最初は難色を示してもやがて受け入れてくれると思うわ」
美久さんの励ましに明るい気持ちになれた。
「この子をみんなが愛してくれたらいいな」
自分は疎まれてもいい。
この子さえ愛されてくれたら。