一晩だけあなたを私にください~エリート御曹司と秘密の切愛懐妊~
「もう朝の十一時すぎ」
掛け時計を指差す彼。
「そんな時間?」
人の家でそんな遅くまで寝てしまうなんて……。
「かっこよく朝食作ってあげたいとこだけど、生憎今うちの冷蔵庫水とビールしか入ってないんだ。シャワー浴びたらどっか外で食べよう」
ニコッと笑って彼がベッドを出ると私も起き上がった。
だが異変に気づいて青ざめる。
昨日着てた服じゃない。
見たことがない黒いジャージ。
しかも、下は下着しか身につけていない。
「服……なんで?」
ジャージを摘んで首を傾げる私を見て彼は面白そうに目を光らせた。
「昨夜雪乃が嘔吐したから着替えさせた」
その話を聞いて顔の熱が急上昇した。
「面倒かけちゃってごめん」
もう酔って吐くなんて今までなかったのになにやってるんだろう。
赤面して謝る私に彼は優しく微笑む。
「面倒ならそもそもお持ち帰りなんてしない」
「あの……私の服は?」
遠慮がちに聞いたら彼はどこか楽しげに答えた。
「洗濯機の中。もう乾燥も終わってると思う」
「洗濯までしてもらって本当にごめん」
平謝りする私を彼はからかった。
掛け時計を指差す彼。
「そんな時間?」
人の家でそんな遅くまで寝てしまうなんて……。
「かっこよく朝食作ってあげたいとこだけど、生憎今うちの冷蔵庫水とビールしか入ってないんだ。シャワー浴びたらどっか外で食べよう」
ニコッと笑って彼がベッドを出ると私も起き上がった。
だが異変に気づいて青ざめる。
昨日着てた服じゃない。
見たことがない黒いジャージ。
しかも、下は下着しか身につけていない。
「服……なんで?」
ジャージを摘んで首を傾げる私を見て彼は面白そうに目を光らせた。
「昨夜雪乃が嘔吐したから着替えさせた」
その話を聞いて顔の熱が急上昇した。
「面倒かけちゃってごめん」
もう酔って吐くなんて今までなかったのになにやってるんだろう。
赤面して謝る私に彼は優しく微笑む。
「面倒ならそもそもお持ち帰りなんてしない」
「あの……私の服は?」
遠慮がちに聞いたら彼はどこか楽しげに答えた。
「洗濯機の中。もう乾燥も終わってると思う」
「洗濯までしてもらって本当にごめん」
平謝りする私を彼はからかった。