一晩だけあなたを私にください~エリート御曹司と秘密の切愛懐妊~
素直に肯定したら彼に突っ込まれた。
「こらこら、そこは否定しろよ。まだ俺も雪乃も二十七だぞ」
「でもね、テレビで高校球児を観ると年取ったって思わない?」
「高校球児と比べるなよ」
そんなくだらない会話をして湖畔の散策を楽しむと、近くのカフェでお茶をして、なぜかショッピングモールへ。
「急にどうしたの? なにか買いたいものでもあるの?」
「ここまで来て日帰りするのももったいないから着替えを買ってどこかに泊まろうかと思って。今日土曜だし」
確かにすぐに東京帰るのは残念な気もするし、怜もずっと運転するのは大変だ。
一泊分の着替えと化粧品を購入し、怜が宿を予約してくれて車で向かう。
着いたのは散策した湖のほとりにある旅館で、こぢんまりとしているが趣きがあってスタッフの対応もいい。
若女将が案内してくれた部屋は二階にある客室露天風呂付きの豪華な和洋室だった。
十畳くらいの和室の隣が洋室になっていてそこにベッドがふたつ置かれている。
部屋の窓から真っ正面に富士山があって、若女将の説明を聞きつつも、その絶景に目がいく。
「こらこら、そこは否定しろよ。まだ俺も雪乃も二十七だぞ」
「でもね、テレビで高校球児を観ると年取ったって思わない?」
「高校球児と比べるなよ」
そんなくだらない会話をして湖畔の散策を楽しむと、近くのカフェでお茶をして、なぜかショッピングモールへ。
「急にどうしたの? なにか買いたいものでもあるの?」
「ここまで来て日帰りするのももったいないから着替えを買ってどこかに泊まろうかと思って。今日土曜だし」
確かにすぐに東京帰るのは残念な気もするし、怜もずっと運転するのは大変だ。
一泊分の着替えと化粧品を購入し、怜が宿を予約してくれて車で向かう。
着いたのは散策した湖のほとりにある旅館で、こぢんまりとしているが趣きがあってスタッフの対応もいい。
若女将が案内してくれた部屋は二階にある客室露天風呂付きの豪華な和洋室だった。
十畳くらいの和室の隣が洋室になっていてそこにベッドがふたつ置かれている。
部屋の窓から真っ正面に富士山があって、若女将の説明を聞きつつも、その絶景に目がいく。