一晩だけあなたを私にください~エリート御曹司と秘密の切愛懐妊~
タオルハンガーに濡れたタオルを干していたら夕飯が運ばれてきた。
甲州牛のしゃぶしゃぶ、刺身の盛り合わせ、甲州地鳥の竜田揚げ、うなぎの煮こごり等豪華な料理が並ぶ。
「すごい量だね。全部食べたら豚になりそう」
怜と並んで座ってそんな感想を漏らしたら、彼は少し説教じみた口調で返した。
「ならないよ。雪乃痩せたし、俺の分も食べてもいいくらいだ」
「それは無理だよ」
苦笑いして手を合わせいただきますをする。
だが、食欲がなく、箸をつつくだけであまり食べられない。
おまけに悪寒がしてきて箸を置いた。
これは……ちょっとマズいかも。
身体は震えるし、だんだん気分が悪くなってきた。
「雪乃? どうした?」
怜が箸を止め、心配そうに私を見る。
「なんだか寒くなっちゃって……」
「湯冷めしたのかな」
彼は立ち上がると羽織を持ってきて私にかけてくれた。
しかし、震えは止まらない。
「ちょっと隣のベッドで横になってもいい? 怜は食べてて」
私が立ち上がって隣の部屋にいくと、彼もついてきた。
甲州牛のしゃぶしゃぶ、刺身の盛り合わせ、甲州地鳥の竜田揚げ、うなぎの煮こごり等豪華な料理が並ぶ。
「すごい量だね。全部食べたら豚になりそう」
怜と並んで座ってそんな感想を漏らしたら、彼は少し説教じみた口調で返した。
「ならないよ。雪乃痩せたし、俺の分も食べてもいいくらいだ」
「それは無理だよ」
苦笑いして手を合わせいただきますをする。
だが、食欲がなく、箸をつつくだけであまり食べられない。
おまけに悪寒がしてきて箸を置いた。
これは……ちょっとマズいかも。
身体は震えるし、だんだん気分が悪くなってきた。
「雪乃? どうした?」
怜が箸を止め、心配そうに私を見る。
「なんだか寒くなっちゃって……」
「湯冷めしたのかな」
彼は立ち上がると羽織を持ってきて私にかけてくれた。
しかし、震えは止まらない。
「ちょっと隣のベッドで横になってもいい? 怜は食べてて」
私が立ち上がって隣の部屋にいくと、彼もついてきた。