一晩だけあなたを私にください~エリート御曹司と秘密の切愛懐妊~
やましい気持ちは一切なく、安心させたかった。
なぜなら彼女がブルブル震えていたから。
多分、たまたま俺がそばにいたから抱きついてきただけで、相手が誰でも彼女は抱きついていただろう。
「私、あの時もうパニックになっちゃって、相手の人の顔も見ずにエレベーター降りたの。電気がついた時にハッとして恥ずかしくなっちゃって」
照れくさそうに言い訳する彼女を見て、あの時の記憶が改めて鮮明に蘇った。
「確かにエレベーターの電気が復活した時に、雪乃顔真っ赤になってたな」
「全然気づかなかった。言ってれればよかったのに」
「急に思い出したんだ。今思うと雪乃とはなにかと縁があったんだろうな」
新人研修の班も同じだったし、配属先も同じだった。
「エレベーターの人が怜でよかった。目の位置にネクタイがあったから背が高い人っていうのはわかってたんだけど。抱きつかれてビックリしたでしょう?」
「まあね。さあ、このまま話してると朝になる。汗かいてるから着替えて寝よう」
なぜなら彼女がブルブル震えていたから。
多分、たまたま俺がそばにいたから抱きついてきただけで、相手が誰でも彼女は抱きついていただろう。
「私、あの時もうパニックになっちゃって、相手の人の顔も見ずにエレベーター降りたの。電気がついた時にハッとして恥ずかしくなっちゃって」
照れくさそうに言い訳する彼女を見て、あの時の記憶が改めて鮮明に蘇った。
「確かにエレベーターの電気が復活した時に、雪乃顔真っ赤になってたな」
「全然気づかなかった。言ってれればよかったのに」
「急に思い出したんだ。今思うと雪乃とはなにかと縁があったんだろうな」
新人研修の班も同じだったし、配属先も同じだった。
「エレベーターの人が怜でよかった。目の位置にネクタイがあったから背が高い人っていうのはわかってたんだけど。抱きつかれてビックリしたでしょう?」
「まあね。さあ、このまま話してると朝になる。汗かいてるから着替えて寝よう」