一晩だけあなたを私にください~エリート御曹司と秘密の切愛懐妊~
ベッドを降りて棚から新しい浴衣を取り出し、雪乃を着替えさせた。
彼女が夢にうなされて暴れた時に結構強く押さえたから痣などがついていないか心配だったが、傷などはなかった。
そのことに安堵すると、雪乃と一緒にベッドに入った。
「一緒に寝て大丈夫? 風邪移らないかな?」
自分が辛いのに俺のことを気にする彼女にニコニコ顔で返した。
「平気。俺社会人になってから風邪引いたことない」
「嘘。何回か咳して会社来たことあったよ」
雪乃に指摘され惚ける。
「そんなことあったっけ? 渡辺と間違えてないか?」
「いいえ、怜だよ」
「そんなムキになると熱上がる。ほら寝るぞ」
布団をかけるが、彼女は俺の目を見て抗議する。
「寝るぞと言われると眠れない」
「天邪鬼。いいから目を閉じて寝る」
彼女を包み込むように抱きしめる。
その身体は思ったほど熱くない。
さっき汗をかいたせいで熱が下がったのかも。
「怜……もしまた悪魔が来たら……」
病気のせいか珍しくそんな不安を口にする雪乃。
彼女が夢にうなされて暴れた時に結構強く押さえたから痣などがついていないか心配だったが、傷などはなかった。
そのことに安堵すると、雪乃と一緒にベッドに入った。
「一緒に寝て大丈夫? 風邪移らないかな?」
自分が辛いのに俺のことを気にする彼女にニコニコ顔で返した。
「平気。俺社会人になってから風邪引いたことない」
「嘘。何回か咳して会社来たことあったよ」
雪乃に指摘され惚ける。
「そんなことあったっけ? 渡辺と間違えてないか?」
「いいえ、怜だよ」
「そんなムキになると熱上がる。ほら寝るぞ」
布団をかけるが、彼女は俺の目を見て抗議する。
「寝るぞと言われると眠れない」
「天邪鬼。いいから目を閉じて寝る」
彼女を包み込むように抱きしめる。
その身体は思ったほど熱くない。
さっき汗をかいたせいで熱が下がったのかも。
「怜……もしまた悪魔が来たら……」
病気のせいか珍しくそんな不安を口にする雪乃。